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歯周病に強い歯科医を選ぶ方法
運よくあなたに合った歯科医院に巡り会ったとしても、その歯科医が、歯周病治療を得意とするかどうかは、また別問題です。
そこで治療や医師、スタッフの働きなどを分析するわけですが、そのポイントはおおむね次の7つに集約されます。
歯周病治療に信頼をおける歯科医のチェックポイント
(1)受診に行くと、かならずお口の掃除をしてくれる
(2)歯科衛生士によるブラッシング指導がある
(3)冠を被せるときなど、その歯の周囲の歯肉を歯科医みずから治療をしてくれる
(4)歯周病治療のオプションに、歯周外科手術や簡単な歯列矯正がある
(5)入れ歯や冠などの「補綴」治療をしっかり説明し、治療技術が豊富である
(6)噛み合わせの治療に熱心に取り組んでいる
(7)メンテナンスに積極的である
この7つには、歯周病治療の大切なポイントが含まれています。
(1)と(2)は、歯周病治療の基本中の基本です。
お口の中、とくに歯周組織をよく掃除することと、口腔衛生の専門家である歯科衛生士によるブラッシングを中心とした生活指導なくしては、いくら手術や治療をほどこしても歯周病は治りません。
(3)と(4)は、おもに歯科医の技術的な問題です。
歯周病が進行している場合、歯肉のレーザー治療や歯肉切除などの歯周外科手術は、歯周病の根治療法となります。
歯周病治療を得意とする歯科医は、歯周外科手術のための技術が豊富でなければなりません。
(5)と(6)は失った歯に対する補綴の技術です。
いくら歯周病治療が得意でも補綴治療に対する技術が不足していたり、配慮が欠けていたらせっかくの歯周病治療も意味がありません。
歯肉の炎症を抑えて歯周病を治しても、補綴した歯の噛み合わせが悪ければ、かならず再発します。
(7)は、予後についてもきちんとチェックを怠らない歯科医であるかどうかということです。
歯周病は治療しても、その後のケアや生活習慣が悪ければ再発します。
治療後も定期的にチェックしてくれる歯科医を選ぶ必要があります。
毎日を健康にすごしたいなら、歯のセルフケアは生涯にわたって続けていく必要があります。
そのとき、かかりつけ歯科医は、あなたの歯の健康状態を見きわめ、指導や治療をしていく大切なパートナーとなるのです。
カテゴリー:歯科医院・医師の選び方
セカンドオピニオンで、歯科医師を選ぶ
賢い歯科医院の選び方を伝授しましょう。
たとえば、あなたがある歯科医院に通っているとします。
しかし、説明が少ない、治療方針に納得がいかない等々でどうも満足できない、別の歯科医院に移りたいと思っているとします。
そこで、まず知人や近所の評判、その医院の掲げる治療方針などから総合的に判断して、ある歯科医院に絞り込んだとします。
そうしたら、その歯科医院に電話をして
「自分の病状や治療方針に対するセカンドオピニオンを聞きたい」
と申し出るといいでしょう。
セカンドオピニオンとは、直訳すれば、「第二の意見」です。
一つの歯科疾患でも、治療法の選択肢は複数あります。
「こんな手術や治療をすすめられたけど、本当によいのか」と重大な決断に迷ったとき、ほかの専門医にも受診・相談して、自分の病状やとりうる治療法について意見を聞くことです。
そのとき、そんなことはしていないと断られたら、そこはまずダメです。
喜んでセカンドオピニオンの希望を聞き入れてくれて、ていねいに回答し、強引に通院をすすめたりしなければ、その歯科医院はまず合格だといえましょう。
その歯科医院は、治療方針や手段にしっかりとした自信をもっていて、かつ患者さんにていねいに治療について説明することも厭わないといえます。
また、患者さんがその治療法で納得しなければ、ほかの歯科医院に行ったり、別の治療法を選ぶことにも納得してくれるでしょう。
セカンドオピニオンで歯科医院を訪れれば、治療段階に入る前に、清潔度、雰囲気、スタッフの態度、待合室に置いてある冊子や資料などの情報ツールをチェックするいい機会にもなります。
いくら、セカンドオピニオンをていねいにしてくれても、院内が不潔でスタッフにやる気がなく、待合室には漫画や週刊誌だけで、「健康に関する情報」に無頓着でしたら、やはりやめておくのが賢明です。
カテゴリー:歯科医院・医師の選び方
歯科医院の数が増加している
ここ20〜30年の間で、あちこちに歯科医院が乱立してきているのにお気づきの方も多いと思います。
昭和50年にはわずか4万人強だった歯科医師が、平成6年には8万人を超えて、平成14年度の実態調査では9万2874人となっています。
また、全国の歯科医院の数は6万7000軒以上と、コンビニより多いとされています。
人口10万人あたりの歯科医師数は70人を超えており、適正といわれる50人を大きく上回っています。
この過剰供給の傾向は、とくに都市部で顕著です。
医療といえども経済原理にしたがっていますから、歯科医師が増えれば当然、医院ごとの患者数は減少します。
その結果、医院を維持するための患者獲得競争が起こり、いきおい良質な医療より経営を優先させる医療へと、質の変化を余儀なくされます。
歯科医院が多くなれば、患者さんにとって選択肢が増えて便利になると考えることもできますが、かならずしもそうとはいいきれないのが現状です。
歯科医院の数が増えれば、たしかに患者さんには選ぶチャンスも増えますし、あまり待たずに治療をしてもらえる、というメリットがあります。
しかし、その一方で、歯科医院側も減ってしまった収入を確保するために、必要もない治療や過剰な治療をしたり、あるいは高額な自費診療を強引に押しっけるといった「競争」による弊害が起こることも少なくありません。
ある事例では、歯周病の治療にサプリメントが必要だと20万円近いサプリメントを売りつけられたという苦情もありました。
サプリメントはたしかに歯周病に効果はありますが、歯科医院で売るべきものではありません。
良質な医療を提供しようとしている歯科医師が生活できなくなり、むしろ派手な広告や過剰治療、詐欺一歩手前のような手法で患者を集めている歯科医院が流行る、
そんなネジレ現象が起きているのも事実なのです。
歯科医院が増えたことによって選択肢が拡がったぶん、患者さんも歯科医院を選ぶのに混乱してしまう現象が起きています。
歯科医院が少なかった頃は、選ぶ範囲が限られていたので、クチコミなり近所の評判がそれなりの選択基準になっていましたが、
これだけ増えてしまうと評価が分散して、なかなかこれといった決め手がなくなってしまうのが現実です。
テレビを液晶にするか、プラズマにするかと家電製品を選ぶのとちがって、自分の健康に関わる選択ですから、患者さんにとっては深刻な問題です。
そこで、良質な歯科医師、あるいは歯科医院を選ぶことがますます重要になってきます。
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