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噛み合わせを治すことによる効果
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歯を削らずに噛み合わせを治す
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噛み合わせの自己チェック
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噛み合わせの悪くなる最大要因
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噛み合わせが原因で引き起こす病気
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虫歯と噛み合わせの関係
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虫歯ゼロでお子様の成績アップ?
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正しい噛み合わせが、歯ぎしりで得られる効果を生む
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歯と噛む動作の大切さ
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アゴが小さくなった原因
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噛み合わせが歯の寿命を左右する
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顔つきが変わった子供
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噛み合わせを治すことによる効果
「噛み合わせの悪い人は、姿勢も悪い」ということがよくわかります。
これは、噛み合わせがアゴ関節の動きと連動していることを考えれば、当然のことかもしれません。
アゴの骨格の説明を以前しましたが、アゴの骨は頭部の骨と頸椎とつながっています。
アゴの骨がズレると、身体の中心線である頸椎や頭部の骨にも影響がおよぶ可能性が高くなってきます。
整体の治療を受けたことがある人は理解しやすいでしょうが、
身体の体重を支える足、腰、脊椎、頸椎、頭部などは、互いに関係があります。
膝が痛い人が、腰のズレを矯正することによって痛みがとれたりすることは、骨格と垂心のことを考えれば自然なことと言えるでしょう。
アゴ関節も、この身体の中心ラインにあるため、頭やアゴといった重い部分を支えている関節にズレが出ると、首や肩、頭蓋骨などに歪みが出てしまいます。
身体は、もともと全身でバランスをとりながら機能するようにできています。
その要の位置にある部分のバランスが崩れれば、全体のバランスの崩れにつながってしまいます。
そのため、噛み合わせの悪い人は、身体の中心線が崩れて姿勢が悪くなってしまうのです。
しかも、アゴは頭部と頸椎という、とくに重要な部分のすぐ近くにあります。
脳と身体の各部をつなぐ神経は、すべてアゴ関節からほんの数センチのところを適っています。
アゴ関節のズレが影響していろいろなところに症状が及ぶのは、このアゴ関節がある場所のせいだと考えられます。
アゴ関節症が引き起こす症状としては、頭痛、首・肩のこりや痛み、めまい、眼精疲労、視力障害、耳鳴り、難聴、鼻づまり、いびき、発音障害、手足のしびれ、腰痛、関節痛、生理痛、
そのほかにも、動悸、息切れ、不眠、集中力の欠如、記憶力の低下など全身におよぶ数多くのものがあります。
子供の場合は、こうした症状はとくに気をつけなければいけません。
なぜなら、身体そのものが成長期にあるために、一過性のものだと見過ごされたり、症状をうまく他人に伝えることができないからです。
それと、こうした症状は精神的なストレスとして、性格や行動様式をつくりあげていく大切な時期の大きな障害となってしまうことも見逃せません。
身体的なトラブルを、その子が怠けているせいだ、というようにとられては、大きな心の傷になってしまいます。
しかも、奥歯が原因となっている噛み合わせが原因となってアゴ関節症になってしまえば、その症状は一生悪くなることはあっても良くなることがないのです。
そうならないために、保護者の皆さんは、こうした症状を見逃さないで、何が原因かをつきとめて、その原因を取り除くことが必要なのです。
しかし、これまでは矯正歯科でさえ前歯の歯並び、つまり見た目を重視し過ぎて、アゴ関節症につながる噛み合わせとアゴ関節の関係をあまり深くは考えていませんでした。
そのために、根本的な原因となる奥歯による押しくらまんじゅうを治すという治療法がとられてこなかったのです。
カテゴリー:噛み合わせ
歯を削らずに噛み合わせを治す
一般的な噛み合わせの治療にあたっては、顎関節の不調や全身のバランス、歯ぎしりやストレスの有無など、口腔内にかぎらず全身的な診断が必要です。
歯周病によって外傷が引き起こされる二次性咬合性外傷は、一般の歯周病治療と同じように、歯周組織の炎症をとりのぞくことから始めます。
炎症がある状態で歯を削って岐合を調整しても、歯はまた元に戻ってしまうためです。
まず、歯を安定させるためにワイヤーや接着剤を使って「暫間固定」したうえで、歯周病の治療から始めます。
噛み合わせの調整は、過度に接触している部分を削る「調整」がメインとなります。
歯根膜の損傷が激しければ、抜歯という場合もあります。
ここで気をつけてほしいのは、安易に歯を削りすぎない、ということです。
当然ながら、歯は一度削ったら元には戻りません。
なかには、歯並びが悪くても岐合に支障がない人がいるように、人間には元来、環境にうまく適応してからだを合わせていく能力が備わっています。
歯の動きを調整するパテを貼ったり、スプリント(マウスピース)を入れることで十分に対応できる場合も少なくありません。
咬合と歯周病にくわしい歯科医とよく相談したうえで、慎重に治療を進める必要があります。
歯科医は岐合性外傷を診断する際、デンタル・レントゲンという小さなフィルムを使って部分的に撮影します。
咬合性外傷のレントゲン所見では、歯を取り囲んでいる歯根膜に該当する部分が正常より拡がっています。
これは噛み合わせの外傷力で、歯根膜が押し拡げられていることを意味しています。
歯槽骨が歯根の高さで維持されていれば、岐合調整の治療でほぼ完治します。
ところが、歯槽骨の破壊が進みすぎている場合は、抜歯せざるをえないこともあります。
歯根の形態も、予後に大きく影響します。
歯根の数は歯の種類によって異なります。
前歯や小臼歯のようにもともと歯根が1本、あるいは2本しかない歯もありますし、大臼歯のように根が3本ある歯もあります。
また、人によっては3本あるはずのところに1本しかない人もいて、根の太さにも個人差があります。
歯根が1本で先細りの形状の場合は、外傷力に抵抗しがたく、予後が不安定です。
逆に、歯根が太く大きい、あるいは複数の根をもっているような場合は歯の安定性が高いので、治療効果が期待できます。
カテゴリー:噛み合わせ
噛み合わせの自己チェック
「噛み合わせが悪い、歯ぎしりをしている」こうしたことは、たいがい自分でははっきりとした自覚がないものです。
実際の咬合状態のチェックや改善、治療にあたっては、咬合を専門とする歯科医の診断を受ける必要がありますが、自分で確認できるチェックポイントはいくつかあります。
咬合性外傷のもっとも顕著な症状は、歯が揺れる「歯の動揺」です。
あまり痛みもないのに揺らしてみると歯がグラグラと動く、あるいは頼りない感じがしたら、咬合性外傷の可能性が疑われます。
また、「歯の移動」も、咬合性外傷と歯周病が併発した場合によくみられる症状です。
とくにわかりやすいのが前歯で、前歯が出てきたり、隙間ができたりなどの症状があらわれると、かなりの確率で岐合性外傷、あるいは歯周病が発生してきます。
歯は安定を失うと、前へ前へと移動する傾向があります。
隣の歯が失われた歯やぐらついた歯は、噛み合わせの圧力で前方向へと傾斜していきます。
こうして、きちんと並んでいたはずの歯もいつのまにか出っ歯ぎみになったり、すきっ歯になっていくのです。
きれいな歯並びの人でも、歯周病や岐合の不正、岐合性外傷など歯の病気を放置していれば、ガタガタの歯並びになることも少なくありません。
それだけ噛む力は強く、歯にかかる負担は大きいのです。
また、年齢を重ねることによって、歯の表面がすり減る「岐耗」が起きたり、歯肉がやせて歯の間に隙間ができてくることがあります。
これらも岐合の不正につながりやすいシグナルなので、よく注意する必要があります。
ちなみに、噛み合わせが悪くなる時期と歯周病にかかる時期は、一致する傾向があります。
歯周病は歯を不安定にさせて噛み合わせを悪くしますし、岐合の不正は歯肉を痛める原因となって歯周病を引き起こすためです。
つまり、どちらかの症状があらわれたら、もう一方の病気にも注意する必要があります。
咬合の不正と歯周病は、負の相乗効果をもって歯を悪くしていくファクターとなるのです。
下記は自覚症状から噛み合わせをチェックするテストです。
噛むと痛みや違和感がある……………………………………‥2点
歯が長くなったようにみえる……………………………………3点
冷たいものや熱いものをとると、歯がしみることがある………1点
上下の歯を噛み合わせたとき、安定しない……………………4点
前歯に隙間ができてきた…………………………………………‥3点
あごの関節や筋肉に痛みを感じることがある…………………‥4点
口を開閉するときに、カクン、ギシツなどの茜がする………‥4点
砂冠をかぶせたところと隣の歯の問に食べカスが詰まる…………1点
かぶせた冠と歯肉との境目にプラークがつきやすい……………1点
噛み合わせたときに 上の歯が下の歯に深くかぶさる‥‥3点
頬のシワが片側だけ深くなってきた………………1点
歯を抜いたあと、放置したままのところがある………………4点
細いワイヤーを使った義歯を使用している…………………‥4点
合計点数ごとに噛み合わせ状態を判定します。
3点以下
注意しましょう
3〜5点
噛み合わせのチェックが必要です
6〜10点
噛み合わせのトラブルや咬合性外傷の可能性が大です
11点以上
すぐに治療する必要があります
カテゴリー:噛み合わせ
噛み合わせの悪くなる最大要因
食べ物を噛み、からだに取り入れることは、本来の健康と生命力を引き出します。
その噛む行為をいちばんに支えているのは、ほかならぬ「歯」の存在です。
咀嚼は上下の歯をたがいに接触させて、食べ物を切り刻んだり、臼のようにすりあわせて食物をつぶします。このように噛み合わせる行為を「岐合」といいます。
口を開けて、下あごを揺らしてみてください。
左右、前後と自由自在に動かすことができるはずです。
そう、あごの関節はただ接しているだけで、それを取り巻いて一定位置に固定しているのは筋肉や神経なのです。
もし、歯がなかったら、あごを動かす一連の動作はとても不安定になるはずです。
あごは上の歯と下の歯がカチンと当たって、凹凸が噛み合うことによって、定位置を得て、安定した動きをすることができるのです。
そして、あごの神経や舌の筋肉、歯の感覚は、その位置を記憶しています。
しかし、あごはもともと自由な動きをする関節ですから、ちょっとした障害で校合に影響をおよぼすことがあります。
たとえば、歯並び。
きれいに列をなして生えてくるはずの歯がガタガタだと、歯がうまく噛み合わなくなることがあります。
そうすると、自然と下あごは安定する位置を求めて、前へずれたり、左右へずらしたりして岐合させます。
そして、虫歯。
虫歯があると、歯をしっかりと噛みしめることができなくなります。
このため、無意識のうちにずらして噛んだり、片側だけで噛む習慣がついてしまいます。
虫歯治療で被せた冠や詰め物が合わず、岐合が狂ってくることも少なくありません。
当然、歯周病も噛み合わせを悪くする大きな原因です。
歯周病は歯の土台をむしばむ病気ですから、噛む力によって歯が傾斜していきます。
咬合が悪くなる決定的な要因は、歯を失うことです。
歯は隣の歯と噛み合っている上下の歯がたがいを支えあうことによって、本来の位置を保っています。
そのうちの1本がなくなると、かならずほかの歯にも影響がおよびます。
28本のうち1本ならば、たいしたことはないようにも思えますが、抜けた状態を放置すれば、連鎖的に2本、3本と歯を失うことにつながります。
歯はたがいに支えあっているので、欠損が生じると左右の歯が傾きはじめるためです。
結果、岐合が狂い、歯の土台がゆるんできます。
歯に欠損が生じたら、早急に入れ歯やインプラントで補っておかなければなりません。
カテゴリー:噛み合わせ
噛み合わせが原因で引き起こす病気
一見噛み合わせと関係ないように見えますが、実は噛み合わせのズレが引き起こしていた症状の例を見ていきましょう。
早期の発見と治療に役立つように代表的な例を挙げています。
胃腸障害
噛み合わせが悪いと、噛む回数が減り唾液の分泌が減って虫歯になりやすいことは説明しましたが、これは胃腸へも悪影響を及ぼします。
細かく噛みくだかれて唾液と混ざり合うことで、食べ物は胃腸で消化しやすくなるのですが、噛む回数が少なくなると、それだけ胃腸は消化のための負担が増えてしまいます。
また、唾液が出ると、神経回路を通じて胃液の分泌をするように命令が出ます。
これが、噛む回数が少なくなると、唾液と胃液という消化のために重要な体液が少なくなるので、消化器への負担は大きなものになるのです。
歯並びの悪い人に胃腸が弱い人が多いのは、ちゃんと理由があるのです。
肥満体質
噛み合わせが悪いと胃腸障害になりやすい、と書きましたが、別の症状になることもあります。
それは、噛む回数が少なくても食べられるような食べ物を偏食してしまうことで、肥満体質になってしまう場合です。
よく噛まないと飲み込めない硬いものを避け、軟らかくてカロリーの高いお菓子などに食生活が偏ってしまうのです。
首や肩の痛み、偏頭痛
噛む動作は、顔の横側の耳の前からアゴにかけての嘆筋やこめかみの周りの側頭筋という筋肉や口の周りの筋肉を使います。
噛む動作をしながら、こめかみや耳の下あたりを押さえると、筋肉が大きく動くことがわかります。
この筋肉が動くことによって、顔の表情をつくる表情筋や首や肩の筋肉などの周りの筋肉も影響を受けます。
骨も同じことです。
頭部は大小いくつもの骨が組み合わさっているので、アゴの骨がズレると、周りの骨にも影響があります。
形成外科や整体にかかった経験がある人にはわかりやすいかもしれませんが、骨格は全体のバランスがとても重要になってきます。
膝が悪いと、それが腰痛や肩こりを起こすように、頭部のなかで一番激しく動くアゴの関節がズレると、頭部や首、肩にまで影響が及ぶこともあるのです。
めまい、耳鳴り
アゴ関節の内側や後ろには、目や耳など重要な器官につながる神経や血液が通っているため、噛み合わせのズレが進行してアゴ関節のズレが悪化すると、目や耳の症状となって現れることまであります。
ストレスからくる不定愁訴
噛み合わせと集中力やストレスには大きな関係があります。
そのため、噛み合わせが悪いと集中力不足やストレスによって全身のバランスが崩れてしまい、不定愁訴(原因不明の体調不良)を引き起こすことがあります。
噛み合わせが悪くなってくると、いらいらしたり、集中力がなくなってきたりします。
そして、成績や運動能力だけでなく、遊びや友達づきあいなどにも意欲や積極性がなくなってきます。
こうなると、よけいにストレスが高まってくるので、それをなんとが解消しようとして無意識に歯をくいしぼるので、さらに噛み合わせが悪くなるという悪循環が起こってしまうのです。
こういう症状になる前に、噛み合わせの治療を行なうのが良いのですが、人間の身体は多少の不都合はなんとかやり過ごそうとします。
そのため、保護者の皆さんもなかなか気がつかないようです。
噛み合わせの悪い子供には、花粉症やアトピーなどのアレルギー体質の割合が高いのも、ストレスと無関係ではありません。
アレルギーの直接の原因は、身体の免疫機構の過剰反応ですが、ストレスも大きな誘因の一つと考えられています。
噛み合わせの悪さは、無意識のうちにストレスをためこむことになるので、花粉症やアトピーへの悪影響があるのです。
噛み合わせという身体の内側から生まれるストレスは、なんらかの形でサインとして身体の症状や行動に出てくるものです。
そのまま、放置しておくとアゴ関節症が進行して、不定愁訴が長期的なものとなって深刻になってきます。
歯並びの悪さからくるストレスが、学校の成績が悪いことや、いじめ、登校拒否などにまで関係しているとすれば、事は重大です。
そうなる前に保護者の皆さんも、ぜひ無言の訴えを見逃さずに、早期の治療を受けさせてあげてください。
カテゴリー:噛み合わせ
虫歯と噛み合わせの関係
歯の大切な役割や、歯並びや噛み合わせが食べること以外にも身体全体と関連してくることを説明してきましたが、ここで、噛み合わせのズレがどんな症状を引き起こすのか、まとめておきます。
まず、歯並びが悪いとまっさきに気をつけなければいけないのが虫歯と歯周病です。
虫歯は歯垢という歯や歯ぐきについた食べ物のカスが大きな原因になっています。
この歯垢のなかに虫歯や歯周病を引き起こす細菌が住みついているのです。
歯並びが悪いと歯の隙間も多くなるので、食べ物がつまって歯垢がたまることが多くなります。
また、歯垢を落とすために歯磨きをしても、歯ブラシが届かないところが多くなってくるので、歯垢が残ってしまい、どうしても虫歯や歯周病が多くなってしまいます。
また、噛み合わせが悪いと、上下の歯が均等に噛まないため、強くあたる歯が傷みやすく虫歯になりやすくなります。
そればかりか、上下にかかる力がズレて歯にかかりつづけると歯の根元への負担が大きくなるので、歯周病だけでなく歯が倒れていくことさえ起こります。
このように、歯と歯ぐきの健康と歯並びは、とても深い因果関係にあるのです。
それとともに、噛み合わせが悪くなってくると、噛みづらくなって噛む回数も少なくなりがちです。
そのため、よく噛んで食べる場合よりも唾液の分泌が少なくなってきます。
唾液は消化のためだけでなく、虫歯の原因となる細菌が増えるのを防ぐので、唾液の分泌が減ると虫歯になりやすいのです。
歯並びや噛み合わせが悪いと、虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、悪化の進行も早くなってしまいます。
永久歯は、その名前の通り一度生えたら、そのまま一生使わなければいけない大事な歯です。
早期の治療と予防こそが大切になってくるのです。
歯並びや噛み合わせが惑いと、虫歯や歯周病になりやすいのですが、その反対に虫歯や歯周病をそのままにしておくと、歯並びや噛み合わせが悪くなってしまうこともよくあります。
虫歯や歯周病が進行して痛くなってくると、どうしても痛みのある歯に力がかからないように不自然な噛み方をするようになります。
そのために、噛み合わせがズレたり、アゴ関節がズレたりしてしまいます。
歯並びや噛み合わせのためにも、正しい歯磨きで虫歯や歯周病を予防することが大切になってきます。
虫歯の治療を途中でやめた場合や、抜いた歯の場所をそのままにした場合も、噛み合わせが悪くなる原因になるので注意してください。
虫歯・歯周病と歯並び・噛み合わせは、このようにお互いに影響し合うので、
虫歯が多い子供は、虫歯の治療の前に、歯並びや噛み合わせを矯正歯科で診てもらうことも、予防として重要です。
カテゴリー:噛み合わせ
虫歯ゼロでお子様の成績アップ?
子供の頃に経験する、歯のはえ変わり。
乳歯から永久歯にはえ変わる過程で、お子様のお口の状態には特に気を配ってあげましょう。
歯のはえ変わりは全てがスムーズに進むとは限りません。
例えば、永久歯がはえてくる際にまだ抜けていない乳歯が邪魔をしてしまい、真っ直ぐはえてくることができず歯並びが悪くなってしまうことがあります。
乱れた歯並びは身体、ひどい時は顔つきにまで影響を及ぼしてしまいます。
それだけでなくかみ合わせも悪くなり、食べ物を良く噛むことができず、栄養摂取もうまくいかなくなリ、あごの成長に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
そんな事態を防ぐためには、親が子供の歯の状態をよく把握しておくことですよね。
お子さんの歯の状態を普段からよく観察し、
「永久歯がはえてくるのが遅い」
と感じたら小児歯科へ連れて行ってあげましょう。
永久歯が綺麗にはえそろうように、早い段階で検診を受けることも大切です。
子供の成長に「あご」が大きな役割をもつということをご存知でしょうか?
脳を成長させる為に重要なのは、あごの筋肉、口の周りや頭の横、首など全部で30種類もの筋肉が脳へ血液を送る役割をはたしています。
つまり、食べ物をよく噛むことで脳の細胞を刺激し、考える機能を発達させてくれるのです。
中学校卒業するまでに、噛むために必要な永久歯が全てはえ揃います。
同時に脳が大人と同じくらいにまで成長する、特に大切な時期です。
そんな時期にせっかくはえた奥歯を一本うしなってしまうと、噛む力は約30%もダウン! 当然、脳への刺激も弱くなってしまいます。
そうならないためには、やはり虫歯にさせないこと。
しっかり噛むことで脳を強くしておけば、テストの点数が30%アップするかも!?
子供のお口の健康は成長期においても重要です。
歯の磨き方や矯正は小児歯科でお子さんのお口を診てもらいましょう
カテゴリー:噛み合わせ
正しい噛み合わせが、歯ぎしりで得られる効果を生む
以外に知られていない、歯ぎしりがもたらす効果
歯とストレスには大きな関係があります。
虫歯の痛みなどがあれば、ストレスがあることは誰にもわかりやすい話なのですが、ここでは、噛み合わせそのものがストレスと大きな関係があることを言いたいのです。
それでは、なぜそうなのか考えてみることにしましょう。
人間は生まれたときから、お乳を吸ったり、泣き声をあげるためにアゴの動きができるようになっています。
お腹が減った、おむつが濡れて気持ちが悪い、暑い寒い、こういったストレスを赤ちゃんは口を動かすことで回避しようとしているのです。
では、もう少し大きくなった子供や大人の場合はどうでしょう。
前に紹介したように、歯には、
「身体に力を入れたり集中力を高めるために噛みしめる」
「寝てる間の歯ぎしりでストレスをとる」
といった働きがあります。
スポーツ選手が、力を入れるときに奥歯を噛みしめるのも、集中力を高めるための自然な働きなのです。
現在では、プロスポーツ選手は、身体能力や集中力を高めるために、噛み合わせの治療をすることが常識になってきています。
このことは、噛み合わせの治療をすることで、競技成績が上がるという実証例が多数あることから、スポーツ医学の研究をしている人たちの間でも確かめられています。
どうしてこういうことが起こるのでしょうか?
全身の筋肉というのは、それぞれバラバラな動きをするのではなく、お互いに関連して動いています。
そのため、集中力を高めるときや全身の筋肉が活動するときに、神経回路の重要な通り道のすぐ近くにあるアゴや顔面の筋肉が引き締まるのです。
寝ている間の歯ぎしりも重要です。
歯ぎしりは脳のストレスを解消しているのです。
たとえば、怖いとき、緊張したときなどに、人は全身の筋肉を緊張させて脳へのストレスを発散し、気絶するのを防いでいます。
これと同じように、寝ているときは脳が疲労してストレスがたまっていると、脳の一番近くにある口のまわりの筋肉を緊張させてストレスを発散します。
奥歯をぐっと噛みしめたり、ゴリゴリ動かして、ストレスをやわらげるのです。
これが
歯ぎしりとなるのです。
昼寝をしている猫を見ていると、よくわかります。
うたた寝できちんと坐ってうとうとしているときには歯ぎしりはしませんが、
ぐったりと横になって寝ているときには、身体は寝ていても脳が働いている状態になっていて、目玉がぐるぐる回ったり口がごにょごにょ動きます。
そのとき、歯ぎしりをして、ストレス・マネージメントをしているのです。
人間にも同じことが起こります。
つまり、適度な歯ぎしりは、脳のストレスをとるために必要なのです。
このように、
「身体に力を入れたり集中力を高めるために噛みしめる」
「寝てる間の歯ぎしりでストレスをとる」
といった重要な役割を歯はもっているのですが、噛み合わせが悪いと逆効果になります。
噛み合わせが悪いために、歯やアゴの骨、そしてアゴ関節や筋肉、神経などさまざまな部分に余分な力がかかったり、逆に力がかかる部分から力が抜けてしまったりしてしまいます。
すると、集中するために歯を噛みしめているのに、かえって違和感のために気が散って集中できなくなってしまいます。
また、ストレスを解消するために行なっている歯ぎしりが、かえってストレスを大きくしてしまう原因となってしまうのです。
噛み合わせは、子供たちがストレスを上手に解消するためにも大切になってくるのです。
カテゴリー:噛み合わせ
歯と噛む動作の大切さ
歯と噛む動作のことについてすこし整理しておきましょう。
歯の一つの重要な役割は、人間が生きていくうえで必要な食べ物をとるために噛むことです。
しかし、それ以外にも、
・笑うときの表情をつくる
・呼吸するために利用する
・発音するために使う
・身体に力を入れたり集中力を高めるために嗜みしめる
・寝てる間の歯ぎしりでストレスをとる
などいろいろな役割をもっています。
こうしたさまざまな歯の役割は、ふだんから行なわれているので、あまり改めて意識されることはないのですが、とても重要なことです。
「笑うときの表情をつくる」
例えば、「出っ歯」や「受け口」を気にしている人は、人前で笑うときにどうしても笑顔がつくりにくくなっていて、不自然な印象を与えることが多いようです。
子供のときから笑顔をつくることに、臆病になってはかわいそうですね。
「呼吸するために利用する」
深呼吸すると、歯に吸ったりはいたりする息があたるのを感じるでしょう。
歯が口元の弁のような働きをして、呼吸の動作に役立っています。
「発音するために使う」 -
歯を失ってしまったお年寄りが、入れ歯を外すとごにょごにょと発音が不明瞭になってしまうことから、歯が発音のために果たしている役割を理解することができます。
そして、
「身体に力を入れたり集中力を高めるために噛みしめる」
「寝てる間の歯ぎしりでストレスをとる」
という二つの働きは、昔から上を中心として全身の筋肉や骨格の緊張と弛緩という運動と連動して、集中力を高めたり、ストレスを解消する為に欠かせない役割を果たしているのです。
カテゴリー:噛み合わせ
アゴが小さくなった原因
子供の歯並びや噛み合わせが急速に悪くなってきた大きな原因の一つとして、アゴの骨の成長が悪くなってきたことがあります。
あとで詳しく説明しますが、永久歯が生えてくるときに、アゴの奥行きが十分に成長していないと、窮屈で歯がまっすぐに生えてこないということが、歯並びや噛み合わせが悪くなる一番の原因となっています。
それでは、なぜアゴの骨の成長が悪くなり、小さなアゴの子供が増えてきたのでしょうか?
その理由としては、なんといっても食生活の変化が考えられます。
昔の穀物や野菜(とくに根菜)、小魚などが中心となっていた食事では、硬くて飲み込むまでに何度も噛まなくてはいけませんでした。
そのため、子供のころから噛む動作がしっかりと行なわれ、アゴの骨も丈夫に成長していました。
しかし、戦後だんだんと日本の食生活も欧米型に近づいていき、子供の食事も軟らかく調理されてあまり噛まなくても飲み込めるものが増えてきました。
スパゲティー、ハンバーグ、カレーライス、こういった子供が好きな食べ物は、栄養価も高いし、おいしく食べられるという面では良いのですが、
噛む動作によってアゴの成長を促進する働きにとってはあまり良いとは言えないのです。
ある調査によると、弥生時代では、平均的な食事の場合、一日に4000回ほど噛んでいたのが、
現在の平均的な食事では一日に700回と約6分の1ほどに噛む回数が減ってきているということです。
また、わたくしたちぐらいの世代では食事のときに、
「よく噛んで食べなさい」
というしつけを受けた経験をもっている人が多いのですが、最近ではこういう家庭での指導も減ってきているようです。
毎日行なわれる、何百回、何千回という噛む動作は、関節や筋肉の発達にとってとても重要なことなのです。
例えば、脚を骨折してギプスをして動かさないままでいると、健康な脚に比べて骨や筋肉はやせてほっそりしてきます。
それが成長期であれば、健康な状態とあまり動かすことができない状態とでは、骨や筋肉が発達する度合いは、非常に大きく違ってきます。
アゴの成長と噛む動作の関連もこれと同じことです。
スポーツ選手が一週間も練習を休めば、身体が思うように動かなくなってくるのと同じょうに、噛む動作が少なくなればアゴも退化してくるのです。
こうした食生活の原因とともに、乳幼児期の習慣の変化もアゴの発達に影響があると考えられます。
それは、粉ミルクを哺乳びんで飲む赤ちゃんが増えたことと、離乳時期が早くなったことが関係しています。
母乳を飲むためには、アゴをしっかりと動かさないと飲めないので、自然とアゴが発達します。
しかし、最近では母乳を与えるより噛乳びんで粉ミルクを与えるお母さんが増えてきているので、赤ちゃんはあまりアゴを動かさないでもミルクを飲むことができるようになりました。
また、欧米式の育児法が日本に入ってきた影響で離乳の時期が以前より早くなる傾向があって、乳幼児の段階からアゴの発達は悪くなってきているのです。
その一方で、先天的な原因、つまり遺伝が原因になってアゴの骨が小さくなってきているという考え方もあります。
例として出されるのが、「ハブスブルグ家のアゴ」です。
これは、ハブスブルグ家というオーストリアの王家の人たちのアゴの特徴が似ていることから、考えられた説です。
王家の歴代の肖像画のなかで、アゴが突き出た「受け口」の人が多いという傾向から、「受け口」が遺伝によって起こるとされている推論なのです。
歯科医のなかには、噛み合わせやアゴの骨の形状は、この例のような遺伝的な要因が大きく左右すると考えている人もいます。
しかし、この王家の人たちは、似た環境のなかで同じような食習慣を共有していたという考え方もできます。
王家ですから代々同じようなアゴの成長になったとも言えるのです。
もちろん、遺伝的な原因はまったく無視することはできません。
わたくしも、アゴの形状にある程度の遺伝的な要因がないと考えているわけではないのです。
しかし、最近になって急激にアゴが華馨な子供が増えてきている事実は、遺伝的な原因からだけでは説明できません。
こうした急激な変化は、わたくしたちの食生活を中心とする後天的な原因によるものだ、と説明する方が理にかなっている、のではないでしょうか。
ですから、小学生になる前の子供をもつ保護者の方には、歯やアゴの健康のために、食事にも少し注意をはらっていただくことをお勧めします。
小魚や根菜類などのよく噛む必要がある食べ物もメニューに入れて、しっかりと噛む作業の大切さを教えてあげることです。
しかし、その前に大切なことがあります。
それは、今の時点で子供の噛み合わせがきちんとしているかどうかを一度診断することです。
もし、すでに噛み合わせが上手くいっていない状態だと、噛めば噛むほど歯やアゴの骨に負担がかかり、アゴの関節まで傷めてしまうことになります。
「出っ歯」や「受け口」、「八重歯」や「乱ぐい歯」といったひと目でわかる症状の場合、ほとんどがアゴ関節は不自然な動きを強いられています。
ひどい場合は、アゴを動かすとガクッと音がしたり、口を大きく開けなくなったりしてしまいます。
自覚症状が少ない場合でも、アゴ関節の歪みが、首や顔の各部に影響したり、ストレスとなってさまざまな病気の引き金になることもあるのです。
アゴ関節の歪みを予防する意味でも、子供のうちに矯正歯科の診察を受けることは大切になってくるのです。
小学生の間では将来の予防のために、また中高生は症状がひどくならないうちに健康な状態にするために、一度矯正歯科の診断を受けることをお勧めします。
もちろん、30代・40代・50代と歯があればいくつになっても矯正治療はできるのですが、
歯並びや噛み合わせを治すのは、十代(とくに小学校高学年〜中学生)のうちがもっとも効果的です。
歯や骨格が成長をしている途中なので、より理想的な治療が可能になります。
また、噛み合わせが悪かったり、アゴ関節がずれている期間が短いほど、治療の期間も短くて済みます。
それに、歯や歯ぐき、アゴ関節などは、傷みが進まないうちに治療しておかないと、元に戻りにくくなったり、治療が難しい状態になったりしてしまいます。
では、矯正歯科を選ぶときに、どういう基準で選べば良いのでしょうか?
矯正歯科を選ぶ基準としては、
「治療前に十分な診断や検査をしているか」
「必要以上に歯を抜くことを勧めていないか」
「噛み合わせとともにアゴ関節の働きまできちんと考えて診察しているか」、
という点はとても重要です。
また、「矯正歯科の専門医であるか」なども参考になります。
カテゴリー:噛み合わせ
噛み合わせが歯の寿命を左右する
歯周病は、免疫力低下やプラーク以外の原因から起こることもあります。
それは、噛み合わせの不調(不正岐合)という物理的圧力によるものです。
噛む力によって歯にかかる重さは、前歯では15kg、犬歯は30kg、小臼歯は40〜50kg、大臼歯は60〜65kgといわれています。
歯というほんの小さな部位でこれだけの重量を受け止めることができるのには、「歯根膜」という歯と歯槽骨の間にある組織に、その秘密があります。
歯根膜は、線維組織からなる歯のクッションのようなものです。
ここで噛む衝撃をいったん吸収して歯や歯槽骨に与える影響をやわらげています。
歯根膜のおかげで、私たちは食べ物を食べるとき、さまざまな噛みごたえや食感を楽しむこともできるのです。
岐合が正しければ、歯や歯根膜には均等にバランスよく負荷がかかります。
ところが、歯の欠損や片側噛みなどで咬合の不正が生じると、負荷のバランスがくずれ、過剰に負担を強いられる歯が出てきます。
歯根膜に過度の圧力がかかると、しだいに歯根膜が破壊されていきます。
これを「咬合性外傷」といいます。
歯根膜が破壊されると、歯肉全体が下がってきます。
それとともに歯周ポケットが形成されて、歯はグラグラになります。そして、咬合性外傷を起こした歯は、歯周病にかかりやすくなってしまうのです。
つまり、歯周病の発生パターンは、二通りあります。
一つはプラークがたまることで、歯周病菌に感染・炎症を起こして歯根膜が破壊されていくパターン。
もう一つは、岐合の不正による過度の圧迫によって歯根膜が破壊されていくパターンです。
いくらせっせと歯磨きに励んでも、噛み合わせが悪ければ元も子もありません。
そこから歯周病を発症してしまうからです。
また、もともと岐合には問題がなくても、歯周病で歯を支えている歯槽骨が失われることで噛み合わせが悪くなり、咬合性外傷を起こすこともあります(二次性咬合性外傷)。
歯周病は、歯を支えている歯周組織全体が破壊される病気です。
このため、歯周病が進むと歯周組織、とくに歯槽骨が減少することで、もともと歯と歯根の境目にあった支点が歯根方向に下がります。
つまり、根っこ部分が小さく、歯が大きいという頭でっかちの不安定なバランスになります。
そうなるとテコの原理で、わずかな力でも歯全体が大きく揺さぶられてしまいます。
さらに、炎症があると歯肉が腫れあがるため、歯が少し浮く現象を起こします。
このため、上下の歯で噛む瞬間にその浮き上がった歯が最初に当たり、全体が噛み合うときには、その歯は外側や前へ押し出されるかたちになります。
歯周病による咬合性外傷を起こした歯は、菌による炎症と外傷による炎症のダブルパンチ。
さらに、加速度的に歯周病が進行しやすくなる悪循環におちいります。
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顔つきが変わった子供
最近、子供の顔つきが変わってきていることにお気づきでしょうか?
アゴのラインがほっそりとしたかわいらしい子供が急激に増えてきているのです。
アゴのラインがほっそりしている方が見た目はカッコ良い、と言うおかあさんもいらっしゃいますが、歯科医師の立場から考えると、大きな問題があるのです。
それは、歯並びや噛み合わせへの影響です。
つまり、アゴのラインが細い子供が増えるにつれて、歯並びと噛み合わせに大きな変化が出てきたのです。
特に、ここ数年の変化にはとくに驚いています。
歯並びや噛み合わせがうまくいっていない子供が急激に増えているという実感が強くなってきているからです。
歯並びや噛み合わせが良くない子供があまりにも増えてきているので、文部省も低年齢から学校検診での指摘が必要だと考えるようになってきました。
平成7年から学校の歯科検診で虫歯の治療とともに、「歯列咬合、顎関節の検診(歯並び・噛み合わせの悪い状態を指摘すること)」を勧めるようになってきています。
歯並びや噛み合わせの大切さを学校検診の場で子供や保護者に伝え、治療の必要性をわかってもらうために、こういった制度ができたと思われます。
しかし、残念ながら、まだおかあさん方の間では、虫歯の治療ほどには歯並びの治療についての理解が進んでいるとは言えません。
どうしてなのでしょうか? その理由の一つに、歯の矯正治療は「歯並びを美しくするために行なう」という考え方をもっている方が多いことがあります。
確かに、以前から歯の矯正は、外見上の理由から希望される方が多かったのは事実です。
いわゆる「出っ歯」や「受け口」、「八重歯」などを椅麗な歯並びに治すために矯正すると考えられてきました。
現在でもこのように考えている人が非常に多いようです。
残念なことですが、歯科医のなかでも、矯正については審美的な観点からだけ必要だと考えている人もいるぐらいです。
もちろん、歯列矯正をすることによって「出っ歯」や「受け口」、「八重歯」といった外見が美しくなることはあります。
しかし、歯並びや噛み合わせを治すのは、決して外見だけのためではありません。
歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
食べ物のカスがつまりやすく歯ブラシも届きにくくなってしまうからです。
また、上の歯と下の歯の噛み合わせのバランスが悪いと特定の歯にばかり負担がかかっていくので、その歯が傷みやすくなっていきます。
つまり歯並びや噛み合わせの治療は、虫歯や歯周病の予防にもつながるのです。
そして、さらに最近では噛み合わせとアゴ関節の働きの関係が、医学的に解明されてきています。
つまり、噛み合わせがアゴ関節の機能と連動することを明らかにしてきているのです。
アゴ関節の働きは頭や顔、首などの骨格や神経と密接に結びついていて、全身に重要な影響を与える場所です。
そのため、噛み合わせが悪くてアゴ関節がズレてくると、全身にいろいろな不都合が起こってきます。
それと同時に、アゴは毎日非常によく動く部位なので、そこがズレてしまうと自分でも気がつかないうちに大きなストレスをためこんでしまうことになります。
子供のアゴが小さくなってきており、歯並びや噛み合わせが上手くいっていない子供が増えてきている現在、いっそう矯正治療の必要性は高くなってきています。
矯正治療を考えている子供たちや保護者の皆さんに、
「アゴ関節の機能を重視した」
「小臼歯を抜かない」
治療法を、当サイトを参考に、理解していただきたいと思っています
矯正治療では、中学生や高校生が自分から希望することも多いので、あまり専門的にならないように、わかりやすく説明していこうと思います。
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