噛み合わせの自己チェック
「噛み合わせが悪い、歯ぎしりをしている」こうしたことは、たいがい自分でははっきりとした自覚がないものです。
実際の咬合状態のチェックや改善、治療にあたっては、咬合を専門とする歯科医の診断を受ける必要がありますが、自分で確認できるチェックポイントはいくつかあります。
咬合性外傷のもっとも顕著な症状は、歯が揺れる「歯の動揺」です。
あまり痛みもないのに揺らしてみると歯がグラグラと動く、あるいは頼りない感じがしたら、咬合性外傷の可能性が疑われます。
また、「歯の移動」も、咬合性外傷と歯周病が併発した場合によくみられる症状です。
とくにわかりやすいのが前歯で、前歯が出てきたり、隙間ができたりなどの症状があらわれると、かなりの確率で岐合性外傷、あるいは歯周病が発生してきます。
歯は安定を失うと、前へ前へと移動する傾向があります。
隣の歯が失われた歯やぐらついた歯は、噛み合わせの圧力で前方向へと傾斜していきます。
こうして、きちんと並んでいたはずの歯もいつのまにか出っ歯ぎみになったり、すきっ歯になっていくのです。
きれいな歯並びの人でも、歯周病や岐合の不正、岐合性外傷など歯の病気を放置していれば、ガタガタの歯並びになることも少なくありません。
それだけ噛む力は強く、歯にかかる負担は大きいのです。
また、年齢を重ねることによって、歯の表面がすり減る「岐耗」が起きたり、歯肉がやせて歯の間に隙間ができてくることがあります。
これらも岐合の不正につながりやすいシグナルなので、よく注意する必要があります。
ちなみに、噛み合わせが悪くなる時期と歯周病にかかる時期は、一致する傾向があります。
歯周病は歯を不安定にさせて噛み合わせを悪くしますし、岐合の不正は歯肉を痛める原因となって歯周病を引き起こすためです。
つまり、どちらかの症状があらわれたら、もう一方の病気にも注意する必要があります。
咬合の不正と歯周病は、負の相乗効果をもって歯を悪くしていくファクターとなるのです。
下記は自覚症状から噛み合わせをチェックするテストです。
噛むと痛みや違和感がある……………………………………‥2点
歯が長くなったようにみえる……………………………………3点
冷たいものや熱いものをとると、歯がしみることがある………1点
上下の歯を噛み合わせたとき、安定しない……………………4点
前歯に隙間ができてきた…………………………………………‥3点
あごの関節や筋肉に痛みを感じることがある…………………‥4点
口を開閉するときに、カクン、ギシツなどの茜がする………‥4点
砂冠をかぶせたところと隣の歯の問に食べカスが詰まる…………1点
かぶせた冠と歯肉との境目にプラークがつきやすい……………1点
噛み合わせたときに 上の歯が下の歯に深くかぶさる‥‥3点
頬のシワが片側だけ深くなってきた………………1点
歯を抜いたあと、放置したままのところがある………………4点
細いワイヤーを使った義歯を使用している…………………‥4点
合計点数ごとに噛み合わせ状態を判定します。
3点以下
注意しましょう
3〜5点
噛み合わせのチェックが必要です
6〜10点
噛み合わせのトラブルや咬合性外傷の可能性が大です
11点以上
すぐに治療する必要があります
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