歯周病の原因:肥満
肥満は、糖尿病や高血圧、心臓病など生活習慣病を引き起しかねないハイリスク要因です。
最近は、生活習慣病のひとつ、歯周病に関しても、肥満との関係が注目されてきました。
肥満かどうかをみる目安になるのが、BMIです。
これは、
体重(kg)÷〔身長(m)×身長(m)〕
で求められる指数で、BMIが25以上は肥満と判定されています。
逆に、身長(m)×身長(m)×22があなたの標準体重となります。
さらに、全体重に対する脂肪量である体脂肪率で肥満度をみると、体脂肪率が女性の場合は30%以上、男性の場合は25%以上が肥満とされています。
体脂肪率に体重(kg)を掛けると、あなたの体脂肪量を割り出すことができます。
肥満タイプに糖尿病を患っている人は多くみられますし、だらだら食いなど食生活に問題がある傾向は強いでしょう。
そのため、太っていると歯周病にかかりやすいとはいえますが、どうやら肥満と歯周病の関係はそれだけではなさそうです。
最近、肥満についての研究が進むにつれ注目されているのが、脂肪細胞から分泌されるレプチンなど生理活性物質の存在です。
レプチンは、脂肪細胞から分泌され、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激し、食欲を抑えるなどの働きをしていることがわかってきました。
脂肪細胞からは、このような生理活性物質・サイトカインがいろいろ分泌されており、体の免疫機能や代謝機能などにさまざまな影響を与えます。
前に、インスリンの働きを妨げることで紹介したTNF-αも脂肪細胞から分泌されるサイトカインのひとつです。
脂肪細胞が増殖 → いろいろな生理活性物質が分泌 → 体の免疫機能の低下や代謝機能に異常 → 日の中の免疫力も低下 → 歯周病を発症・促進
という道筋が推測されるのです。
太りすぎは生活習慣病に結びつきますし、腰痛や膝関節の炎症などのトラブルも発生させます。
加えて、歯周病のリスク因子ということになれば、肥満予防・解消は中高年にとっての最大の課題です。
まずは、バランスのとれた適正な食事と適度な運動から始めましょう。
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